ブックレポートとは
本について簡単なあらすじと著者を紹介し、何故この本を読んで貰いたいかを述べることです。
そしてこの場合の準備として
- 読んだことのある本で 他の人に薦めたい本を選び、著者、
発行年月日、出版社、値段などを調べておきます。
- その本を見せて全体的な題目について紹介文を作り提示します。
- 著者の書式形態がわかるような短い抜粋文を一、二選んでテーマを説明します。そして主な登場人物、あらすじについて述べ
ます。
- 最後に何故この本をすすめるかという理由を述べます。
このようにブックレポートとは「自分」をいったん「カッコに入れて」著者の思考回路をそのまま辿っていくことで、自分にはない発想や物事の見方を学ぶ事を目的とします。
用意が出来たら自信を持って話すことが大切でブックレポートは教育効果、自己啓発の効果が高いとされています。
ブックレビューの目的は
本に書かれている要旨に対して批評的分析をすることで その本を読むか、
読まないかの決断をさせることです。そこでブックレビューの準備として
- あなたが読み 楽しんだ本や、取り上げたい問題を含んだ本などを選びます。
- 論評を計画しますが細部まで論評しないで重要な登場人物の
簡単な描写、際立った箇所のみをわかりやすい言葉で述べます。
- 論評家の意見も参考に裏付けしても良いが、意見が異なる時は
自由に反論しても良いとされています。
またブックレビューについて
週刊朝日の元編集長であった 扇谷正造氏も
- 本の価値をあやまらないこと。
- 内容を解り易くダイジェストすること。
- その結果(ああ、何か一つトクをした)と感じさせること。
の3つのポイントが大切で、本の価値を間違えないように、普段から学んでおかなければならない、
と述べています。
現在、様々な娯楽やメディアが溢れている中で、時間と労力のかかる読書をしてまで得るべき「大切なことの正体」を明かすには、
どうしたらよいのでしょうか?
それは 物事の本質を理解した上で 薦めたい本をわかりやすく説明することで、もしブックレビューが成功すれば読者の考え方、価値観、生活慣習、身体的変化、さらには、生き方まで変わってしまうこともあります。
しかし、逆にいえば、何も有益な変化をもたらさない本であれば
読む価値がないとも断言されてしまいます。
ですからブックレビューの場合は読者にその本を買って貰うという要素も含まれていることにもなります。
要約すると レポートとは自分をいったんカッコに入れて書評をすることで レビューは論評家の意見も参考に裏付けしたり、反論したりして 自分を出し本の紹介をすることです。
ただ両者の共通点は薦めたい本をよく読み理解した上で行わなければならないということを心に止めておいて下さい。
2016年12月16日 京都クラブ例会教育 中川愛子作成
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